未来の話 新しい統治システム
新しい統治システム
有効な統治システムが開発されれば世界の国々は新しい統治システムへ移行していきます
新システムで成功した国は力を持ち周辺の国も新システムを採用するでしょう
現在古代文明のような道具を使い古代文明のような王国があるでしょうか?
どんな国家であっても世の中の流れに逆らう事はできません
紆余曲折はあるものの最終的に向かう先というものはあるのではないでしょうか
今後世界はどのような統治システムに移行していくのか考えていきたいと思います
完全な監視社会
監視カメラが街中に配置されます
自動運転の自動車も全方位にカメラを持っていますので自動車の映像も利用されます
もちろん各個人のスマートフォンの写真や動画も国の管理下になるでしょう
国家は国内のカメラを把握することの重要性に気付き全ての情報を管理下に置きます
顔認証と体内チップ
カメラの映像をより有効にするために定期的に国民の全ての顔の撮影をします
現在でもほぼ完成していますが自動顔認証の技術で個人の行動はほぼ特定されます
段階を踏みつつ最終的には国民の全てがチップを体内に埋め込む事が義務化されます
このチップのおかげで本人確認は容易になりますので様々な契約や買い物が非常に便利になります
さらにこの人物がカメラに映っていない建物にいても最終通過地点が記録されますので場所の特定が容易になります
また病気や事件などでこの人物が危険に直面した際はスマホの電波を経由して連絡が届きます
電話をかけなくとも警察や救急車が駆けつける事ができます
膨大な国内のデータを人間がチェックする事は不可能ですのでAIによって不審な行動は抽出され担当部署へアドバイスされます
事件時の警備用ドローン
緊急性を要する場合は直ちに自動運転の警備用ドローンが出動します
人間の警察官が到着するまでの間はこの警備用ドローン経由で容疑者と担当者は会話をします
容疑者が指示に従わない場合は麻酔弾を発射します
国家が管理する電子マネー
コインや紙幣はなくなり電子マネーのみになります
国家は国民の資金の流れをタイムリーに把握します
今までの虚偽記載の多い企業の報告や個人の申告をもとにしていた雑な経済政策から飛躍的に進化します
税金も公正に徴収する事ができるようになります
経済政策は考えられないほど素晴らしいタイミングで少ない資金にも関わらず絶大な効果を上げるでしょう
国民の膨大な取引の把握も人間には不可能ですのでAIを利用して問題点を抽出し担当部署へアドバイスします
一定以下の金額であればAIが自動で処理します
国民の経済は非常に安定し適した場所に適した資金が集まる効率の良いものになります
自動運転兵器
自動運転の技術が兵器にも転用されます
兵器はドローンのようなものからジェット機や空母のようなものまで様々です
命中率はほぼ100%です
壁があっても問題なく射撃します
視界の外から射撃しますので人間は全く戦うことができません
戦争は自動運転兵器同士の戦いになります
指示に従っている人間を攻撃する事はありません
無駄に建物を破壊する事もありません
自動運転には宇宙の人工衛星が非常に重要になりますので宇宙の衛星を攻撃されないようにする事も重要になります
国内での自動運転兵器の役割
言論の自由はそれなりに認められます
反体制の活動が大きくなる前に当事者を呼び出して活動を停止させます
自動運転兵器を利用し連行します
拒否すれば麻酔弾を発射し連行します
人間には抵抗ができません
完全な管理のため全ての不法な反体制の活動家は確実に自粛させる事ができます
活動家を完全に把握できるので国家は言論の自由を恐れる必要がありません
むしろ有益な言論は最大限に利用するでしょう
まとめ
便利なものは利用するそれが国家というものです
軍事面に関してはおそらく中国、アメリカ、ロシアぐらいが自動運転兵器を開発します
国民の管理や電子マネーは属国で実験してから本国へ導入の流れもあると思います
世界中がこのような統治システムになるのはいつ頃の話かもわかりませんが技術的には可能になっていますのでそう遠くないかもしれません
現代の人間から見ると管理されすぎて不快に感じるかもしれません
しかし未来の人間から見ると危険な犯罪や交通事故が多く詐欺や脱税が横行している現代は非常に野蛮な時代だったように感じるでしょう
一般の国民にとって平和で幸せな時代になってほしいと願います
進化する貨幣経済
お金とは人を働かせるチケット
よっぽどの変わり者でなければ正当なお金が支払われれば働くでしょう
手に入れたお金を払えばまた他の人を働かせる事ができます
お金を払って物を買うという行為はその物の原材料を集めて製品を作り店頭まで持ってくるという一連の労働に対してお金を払うということです
お金は人を働かせる命令チケットのような物です
お金という物がない時代
お金という物がない時代は人に何かをしてもらうとき相手が欲しい物をあげたり信頼関係のもとに頼んだりしました
王様や族長などは武力を背景に強制しました
昔のやり方だと手持ちに交換する物がなかったり王様にひどい命令をされて不満がたまったりしました
必要な物が生産され必要な人の元に届かない社会でした
貨幣経済の誕生
お金があれば相手が欲しいものを持っていなくても後でもらったお金を使って自分の欲しい物を手に入れることができます
また人の役に立てばお金がもらえるのですから人々は一生懸命人の喜ぶ労働を率先してするようになりました
必要な物が生産され必要な人の元に届く社会
これが貨幣経済です
貨幣経済は高い生産力を生み支配者にとっても権益を広げるために都合が良かったため世界中で奨励され今に至ります
よく壊れる貨幣経済
貨幣経済は放置しておくとよく壊れます
昔の学者は自由経済に任せれば上手く行くと言いましたがそれは間違いでした
まず貨幣経済を作った理由は社会全体が必要な物を必要なだけ生産して必要な人に配るということです
例えば大量に失業者が出たときに放置しておくと失業者はお金がないので必要な食料が買えません
必要とされているのに農民は収入にならないので畑を耕しません
農民も本当は収入が欲しいのに耕すことが出来ません
このような連鎖反応が起こり「必要な物が生産されない、生産したいのに生産できないという不具合」が起こります
貨幣経済特有の不具合です
もちろんこのような状況の場合は失業者にお金を渡すことで解決します
無料でお金を援助するのも非効率なので必要な作業をさせることもあります
景気刺激のための公共事業です
貨幣経済が壊れるタイミングはお金の使用量や物の生産量が大きく変化した時です
新しい経済システム
新しい経済システムとして期待されるのが電子マネーです
今までは会社が報告する収支状況や個人の税申告による非常にぼんやりとした情報を元に雑な経済政策をするというものでした
今後電子マネーが普及し政府がそれをコントロールできるようになるとお金の流れが完全に把握されるようになります
タイムリーで正確な膨大なデータを元にAIが異常検知と助言をします
経済政策を担当する部署は予算の範囲で迅速に対応することができます
今までには無いほどの最小限の支出で大きな効果を生みます
電子マネーへと進化を遂げた貨幣はより「必要な物が生産され必要な人の元に届く社会」を実現させてくれることでしょう
未来の話 電子マネーの時代
硬貨と紙幣の廃止
電子マネーによる経済
硬貨や紙幣を廃止します
かわりにすべて電子マネーになります
私たちはこの素晴らしい電子マネーによって様々なメリットを享受することができます
レストランの注文システム
レストランに入るとバーコードがあります
スマホにメニューが表示されて注文し支払いができます
席まで店員さんが料理を運んできます
外国人旅行者でも外国語メニューが表示されるので問題ありません
同じシステムで出前を注文すれば自動輸送車によりお客さんの場所まで料理を運びます
お客さんのスマホを近づけるとドアが開きます
無人の店舗
入店の際にスマホをかざします
ここで個人情報が確認され体重が測定されます
商品を持って会計を済ませます
最後に商品を持って体重を測定してドアが開きます
会計の商品と体重の差で盗難を防止します
ある程度の誤差はありますが頻繁に盗難をすれば後日ペナルティが課されます
個人情報も完全に把握されています
複数のカメラによる証拠も撮影されているのです
お賽銭
神社のお賽銭は自動販売機で古銭をモチーフにしたお賽銭用のコインを購入します
このコインは地域毎にデザインが違いますが全国共通で使用可能です
持って帰ってもいいですしお賽銭箱に入れてもいいです
神社の関係者が指定事業所に持ち込むことで電子マネーに換金されます
今までにない経済政策
政府は全てのお金の流れを把握します
優れたAIが全て管理し経済政策を補助します
AIは迅速に非常に少ない税金で非常に効果的な経済政策を行います
国内のお金の流れはぼんやりしたものから目に見える単純なものへと変わるでしょう
通貨危機になっても現物の紙幣ではないので1日の通貨の使用上限をコントロールしインフレを回避します
消費税のみのシンプルな税金
税金の申請をする必要はありません
政府は資金の流れを完全に把握しています
一年に一度の申告ではなくシンプルに消費税のみとなり支出毎に徴収されます
複雑な財政の中で得をしていた人々はもう存在しません
税理士も国税庁の職員もほぼいなくなります
低所得者には定期的に補助金が送金されます
地域限定や期限付きの補助金も簡単に送付されます
反社会的勢力の排除
不正な資金の流れは全て明らかになります
賄賂も違法薬物もすぐに摘発されます
不審な資金の流れをAIが検知するればすぐに捜査が開始されます
もはやマフィアの存在する余地はありません
もしあなたが大資本家だったら
もしもあなたが大資本家だったら
あなたは大資本家の家に産まれました
子供の時から世話係の人がいて家庭教師がいました
大学はアメリカの大学を卒業し大学院は東京大学を卒業しました
その後先祖代々続く資産を引き継ぎました
そしてあなたはこのように感じています
生活のために働いたことはない
私は子供の時からお金がない事は一切ありませんでしたしこれからもお金のために働くということはありません
いくら稼いでも生活が変わるようなことはないからです
働かないといけない人達とは根本的に世の中の見え方は違うと思います
差別をしているわけではありませんが立場が違うのです
資産を適正に運用することは社会的な義務のように感じています
自分の判断で多くの人々の生活が影響を受けてしまうからです
私は出来る限り社会的に健全な形で資産を運用していきたいと思っています
野心的な知人の資産家
資産家の仲間の中にはもっと資産を増やしたいと考えている野心的な方もいます
彼らも先祖代々資産家なのですが資産家同士の立場を競うことに熱中しています
自分たちの野心のために良くない制度を作り大きな利益をあげているのを見ていると悲しくなります
しかしそこを阻止する勇気は私にはありません
私は少なくとも先祖代々守ってきた私たちの権益を守らなければならないからです
この権益の上に暮らしている方たちは何万人もいるのですから
努力でなれる立場ではない
一般の方たちが私のような立場になることは難しいでしょう
おそらく私も一代でこの資産を築くのは不可能です
普通の成功者の手にする金額とは桁が違います
しかしこれは一見素晴らしいことのようですがそうではありません
時折私は一般の成功者を羨ましく思います
彼らは彼らの資産を自分で築き自分の好きなように処分できます
しかし私の場合はこの資産の上に国家の行く末が託されている部分があります
自分だけのものではないのです
私が過ちを犯せば戦争によって多数の人命が失われてしまうこともあります
一般の成功者と生活は変わらないのに非常に大きな重圧が私にかかっています
制度を変える力
私は表には出ません
一般の人たちは決まった制度の中で知恵を出してお金を稼ごうとします
私は資産の運用をするために制度を変えます
私はどのような制度を作るかということを考えています
総理大臣も私の意向を無視することはできません
新しい法案の要求の際は私が交渉に行くことはありません
私の関係者と有力な議員とが話し合って決めます
国際問題は海外の資産家たちに連絡を取り解決することもあります
複雑な話はその分野に明るい代理人にしてもらい私は最後の挨拶だけします
私が恐れるのは社会の大きな変化です
私の願いは一般の人ができるだけ末長く不満なく暮らしていける社会です
まとめ
日本の設定ですが実際日本は敗戦国なので大資本家がどのぐらいいるのかはわかりません
しかし世界にはこのような人達がいるのではないでしょうか
このような視点から物を見ると世の中が違って見えませんか
莫大な資産を持ってしまったがゆえの重圧もあります
大資本家の立場から見ると一般の成功者ですら責任のない自由な存在に映ります
一般の私たちは「あの人は大企業の社長さんだ」とか「お医者さんですごいな」とか「あの人は非正規社員だ」とか比べたりしますが少し視点を変えれば全員同じ働かなければ生きていけない人たちなのです
もしこういう人たちがいるとすれば政権が変わっても何も変わらないというのがわかる気がします
今回は大資本家という極端な立場から社会を見てみました
あなたの国とは
国境は曖昧なもの
日本の国境はどこまででしょうか?
尖閣諸島、竹島、北方領土は誰のものでしょうか?
歴史問題を持ち出す方がいますがいつの歴史を基準にすればいいのか
時期によっては中国はモンゴル帝国の一部だった時があるのでモンゴルに戻らなければならない事にならないでしょうか
日本政府は戦後アメリカが決めた国境が正しいといいますがアメリカが全てでもありません
国境というものは地図に線を引くように明確なものではなくぼんやりとしたもので力関係で自由に動くものです
日本国はどこまでですか
私たちは無条件で日本国が祖国だと思っています
しかしいつの基準の領土をもって日本国だと言えるのでしょうか?
沖縄はどうでしょうか
400年以上前は完全な独立国家です
1500年前には日本の元と呼ばれるヤマト王権は奈良県の辺りだけでした
九州、吉備、出雲には完全に別の王国が存在していました
その地域の人たちは日本国に占領されているとは言えないでしょうか
80年前は朝鮮も台湾も日本でした
この時の日本最高峰は台湾にある新高山でした
日本の範囲は時代によって変わります
私たちは単に子供の時に領土だった範囲を絶対的な日本国と思っているだけなのです
国境を守るための紛争
ニュースで領土問題を見ると日本国は周りの国にどんどん領土を取られているような印象があります
しかし実際はお互いが自国に他国が侵略してきているように宣伝しています
本当は国境のせめぎ合いをしているだけです
どちらかの国が正当に支配できる理由があるわけではありません
日本と領土問題がない国はアメリカです
日本はアメリカの支配下にあるため領土紛争をすることはありません
日米で領土問題が発生する時は日本がアメリカから独立した時です
国を失うこと
歴史を振り返ると現政権を守るために国民が犠牲になることが多々あります
第二次大戦の時の大日本帝国もそうでした
多くの日本国民はアメリカに負けると国が滅ぼされ奴隷にされると思っていました
それを恐れて多くの国民が一生懸命抵抗しました
しかし戦争が終わってみるとアメリカは財閥を解体し新しい日本を作りました
その後経済発展もあり日本国民は戦時中騙されていたと感じました
敗戦は財閥や政府高官にとってはひどい結果になりましたが国民にとっては悪い結果ではありませんでした
一般国民にとっては貧富の差の少ない豊かな国ができました
国が滅びると上層部の方たちは不幸になります
しかし国民が不幸になった話は多くはありません
上層部の人は反対しますが本当に国民の視点に立って考えると戦わずに降伏するという選択肢もあるかもしれません
まとめ
今回は普段私たちがあまり疑わない国家について考えてみました
日本人は特に愛国心が強い国民だと思いますが冷静になるべきときは冷静にならなければ家族を危険に晒してしまうこともあります
時には変わった視点から国家について冷静に考えてみるのもよいのではないでしょうか
外食費を毎日1000円支給します
1000円/日の外食費支給
もしも政府が全国民に毎日1000円分の外食費を支給したらどうなるか?
1000円/日×365日×1.2億人で年間約44兆円です
国家予算約44兆円かけて全国民の外食費を補助するとどうなるでしょうか?
電子決済で支払うことで1日1000円分までは無料になるという仕組みです
例えば贅沢をしなければ1食500円で1日2食支給額のみで生活ができるようになります
最近はアプリで食堂に注文をし出前を持ってきてくれるサービスも普及していますので家にいながらでも注文ができます
家事の軽減
家庭で料理する方が高くなるので各家庭で料理することはなくなります
各家庭で毎日のようにスーパーやコンビニで食材を買い料理をする作業はなくなります
買い出しから料理完了までの時間が不要になれば国民の生活にゆとりができるでしょう
空いた時間を使って私たちは自分の得意分野に専念する事ができます
また各家庭の冷蔵庫で消費しきれずに腐らせてしまう食材も減ります
あなたの家庭の冷蔵庫内はどうでしょうか?
賞味期限切れの物はありませんか?
使用済みの調理道具や容器を洗う必要もありません
また料理をよくする家庭ではガス代や電気代が月1万円を超える事も珍しくありません
こういった光熱費の削減にもなります
バラエティ豊かな外食産業
現在の外食産業約30兆円にさらに44兆円支給されますので単純にプラスにはならなくとも市場規模は2倍程度拡大します
店舗数も単純に2倍程度増えます
あなたの家の周りにも沢山の食堂ができるでしょう
また一般の方の日常の食事を提供する役割を担う外食産業は現在とは変わってきます
今までのような味重視だけの店舗だけではなく毎日の家族の栄養を管理してくれる店舗も増えてきます
家庭の味を求めるニーズに応えるべくそういった店舗も増えてくるでしょう
減少するスーパー
反対に大型スーパーは減少します
食材を買う方は料理を趣味にしている方以外は行かなくなります
スーパーは小型化するかコンビニで十分になるでしょう
調理器具の販売も減少します
不要になる台所
台所をなくすことが可能になります
人によっては電子レンジと湯沸かし器ぐらいがあれば十分なのではないでしょうか?
家の中を見てみると意外と食器や調理器具などが場所をとっています
そういったものが無くなると部屋は非常に広くなるでしょう
こうすれば部屋が広く使えますし油などが散って不衛生になることはありません
安上がりになる国内旅行
この制度があれば国内旅行や出張時の食費も抑えることができます
家で料理をするというメリットがないので国内旅行であれば気軽に出かけることができます
旅行中に食材が腐って無駄になる事もありません
国内旅行のメリットが高まり国内の観光振興になります
外国からの旅行客にとってもバラエティ豊富になった日本のレストランは魅力的になるでしょう
生活保護の側面
生活保護の方が食事に困ることはありません
ホームレスの方も空腹になることはありません
貧しい方の多くはお金の管理が苦手ですので生活保護費を支給しても他に使い過ぎてしまい食事に困る事があります
そういった問題も解決できます
まとめ
料理が好きな方にはひどい制度だとおもいます
しかし私達は分業を進めより効率的な社会を考えていかなければなりません
今回は1人あたり1000円/日という大きな金額で検証してみました
44兆円という非常に大きな金額ですが家事をしていても発生する金額を税として徴収し財源とすれば可能です
食堂側も効率が上がりさらに低価格が実現できるでしょう
金額の変更や対象者の調整など検討の余地はあると思いますが皆様のアイデアの一助になれば幸いです
考えるとは何か
考えるとは何でしょうか?
日常で物を考えているのに考えるとは何かと聞かれると答えに困ってしまう方も多いと思います
少し考えると言う事について考えてみましょう
人間は何一つ真実を言うことができません
人間はぼんやりした言葉を組み合わせてぼんやりした内容で真実を含んだ事を言うことはできます
例えば
私はこれからボールを上に投げます
ボールはこのグラウンドのどこかに落ちます
と言うことはぼんやりとしてはいますが真実を含んでいます
しかし人間はボールが地上のどのポイントに着地するかを完全に言うことは不可能です
どんどん追求して何万分の一ミクロン単位で表現していくことは次第に不可能になるからです
もしアメリカの何処かに落ちると言えば真実を含んでいないことになり間違っています
人間はこのようなぼんやりとした言葉を使って真実を含んだ内容をぼんやりと作っていきます
人間は何一つ真実を言うことができませんが真実を含んだことは言うことができます
私たちは真実を含んだまま必要な程度まで精度を高めていくことができます
考え始める時の言葉について
考え始めるときに使う言葉はたくさんあります
どれ、だれ、いつ、どこ、なに、なぜ(理由)、どうすればいいか(手段)
これらの言葉について少し説明します
①どれ、だれ、いつ、どこ
これらの問いかけは具体的な解答が存在しているときの問いかけです
わかりやすい問い掛けです
しかし本当に答えがあっているのか追求していくと人間の力では答えられなくなります
②なに
これは非常に重要な問いかけになります
物や事について真実を含んだまま精度を上げるための問い掛けです
ぼんやりした物や事について別のぼんやりした言葉に置き換えます
置き換えたものが全ての状況で同じ結果になれば同じものだろうと認識されます
しかしこれも何万通りもの状況を試したわけではないので完全に同じものかどうかは人間にはわかりません
③なぜ(理由)
これは理由を求める時の問いかけです
「理由は何か」と同じ問いかけです
理由とは「ある物事の変化を引き起こした物」のことです
「変化を引き起こした物は何か」と同じ問い掛けです
結局は「なにか」と同じ問いですので言葉の置き換えをします
人間には完全な答えはわかりません
④どうすればいいか(手段)
物事がある状態に変化を引き起こすため(目的)の手段を求める問い掛けです
「手段は何か」と同じ問いかけです
人間には真実はわかりませんので確からしい回答をします
目的次第ではたくさんの回答ができる問い掛けです
考える力は個人差がある
「なにか」「なぜか」「どうすればいいか」の問いかけに答える能力は個人差があります
ある人の回答はいつも現実と照らし合わせて外れています
ある人の回答はよく真実を含んだ回答をします
知識は増えますがこの能力は増えません
考える力が人間の行動に強く影響する
①行動決定の動機は「快と不快」
人間の行動の動機は「快か不快」かを感じる感覚から始まります
この感覚も個人差はあると思います
この感覚は学習によって変化する部分もあります
まずこの感覚の違いが人の行動決定に大きな影響を与えます
②「快と不快」をもとに行動決定
人間は「快と不快」をもとに行動決定をします
このときに「どうすればいいか」という問いかけがされます
ここで人間は考えますので考える能力の差によって行動決定が変化する事になります
考える能力の差によって行動は大きく変わります
これによって一般的な考える能力の人と比べ考える能力が劣っている人と優れている人は行動が特殊になります
歴史上考える能力の高い人物が変わり者が多かった理由はここにあります
追記
社会が考える能力の高い人材を探している割には考えるとは何かについて考えている方が少ないと思います
しかしこの点についてしっかり考え優秀な人材を探しだし有効活用すれば私たちの暮らしはより便利になることでしょう
何かの参考になれば幸いです