Elephant Daddy 研究所

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原始時代からみる人間の特徴

はじめに

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人類は20万年前に誕生しました

街で暮らすようになったのはおよそ2000年前ぐらいです

現代のような都市に暮らすようになったのは100年ぐらいでしょう

人間の体や心は自然で暮らすように作られています

自身の現代社会には不適合な特徴も原始時代の生活に当てはめて考えると分かりやすくなります

男性の攻撃性

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狩をするとき動物を殺す事を可哀想だと思っていたら積極的に狩に行かなくなります

特に男性の中には動物を狩る事が楽しいと思えるように攻撃性が与えられているのではないでしょうか

20万年間ほとんどの地域で狩猟を行われていたので男性が攻撃的なのは当たり前のことです

 

外敵が来たときに積極的に戦うモチベーションもこの攻撃性のおかげです

肉食獣などの外敵が来てみんなが逃げてしまうのでは家族全体が危険にさらされてしまいます

このため戦う人間が必要になります

戦うことが楽しいから積極的に戦闘訓練をしたり武器を開発したりするのでしょう

 

攻撃性の強い男性が攻撃する場所がなくなってしまうと当然ストレスが溜まってしまう

このような人は自分の特性を良く理解し攻撃性を満たせるような紛争処理のボランティアやスポーツなどをすると良いかもしれません

収集癖

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物を集めるのが好きな方は多いと思います

これは自然の暮らしの中で木の実や火の燃料の薪を集めたりする作業は多いでしょう

人類の暮らしのほとんどが役に立つ物を探し回る行為と言えます

 

探すという事が生活の基本になりますので探して回る事が楽しいようにできているのも当然と言えるでしょう

ショッピングが好きな方も欲しい物を探し回る行為が好きなのかもしれません

収集癖は人類の基本的な行動なのではないでしょうか

孤独を寂しく思う気持ち

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人間は大きな集団を作る動物です

集団を作る動物には孤独を嫌がるように寂しい気持ちが与えられています

 

寂しいから何とかして集団に入りたくなる

1人でもいいので仲間を作ろうとします

寂しい気持ちこそが人間に巨大な社会を作られさせた原動力だろうと思います

妬みや侮辱する気持ち

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自分より地位の高い人を妬みその人の失敗を望みライバルを侮辱しライバルの地位を下げたい気持ち人間の基本的な特徴です

これは大グループで暮らす動物である人間の特徴でしょう

 

長い歴史の中で人間は大きなグループの中で自分の地位を向上させようと努力してきました

もし食糧難になったときに最初に餓死してしまったりグループを追い出された人は地位の低い人です

地位は相対的なもので例えば皆んなが勤勉で役に立つ人の集まりであれば能力に関係なくグループ内のポジションが低ければ食糧難の時に最初に餓死する人になってしまいます

 

地位は相対的な物だからこそ周りの評価を下げることは生き残るために有効なことだったのかもしれません

上手に相手の評価を下げた人間が食糧難のときに生き残る事ができたということなのでしょう

人間は大きなグループに暮らす動物です

まさに人間らしい特徴のように思います

自慢したり評価を求める気持ち

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先程の妬みや侮辱の気持ちの反対に自分の能力を評価してもらいたい気持ちの表れとして自慢をしたい気持ちがあります

 

原始時代の人間社会のグループ内の地位は今よりも非常に過酷で地位が低いと命の危険があるものでした

人間が自分の地位を維持したり向上させることは現代人よりもはるかに重要なことだったと思います

そのため人間は自分の優れたところをアピールしたい気持ちを持っています

アピールする事が楽しいように作られているのです

 

自慢して気分が良くなるようにできているのは自分の優れたところを全て人にアピールしていかなければ過酷な社会で生きていく事ができなかった時代の名残なのかもしれません

 

原始時代の寿命は40歳ぐらいだったと言われています

自分のポジションが低ければ仲間のサポートが得られず長生きもできなかったのです

そう考えると原始時代は現代人よりも地位争いが過酷だったのだろうと思います

思いやりの気持ち

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人は目の前で人が危険にさらされていたとき自分の危険を顧みずに救助に向かいます

また悲しんでいる人がいれば何とか力になってやりたいと思うものです

これは利害関係ではなく本能的な行動だろうと思います

 

人間は大きな集団を作る動物です

大きな集団が孤独が寂しいから集まった人たちの集団であれば利害関係の不一致ですぐに崩壊してしまいます

しかし人間はお互いを思いやり助け合う欲求を与えられています

思いやりの気持ちがあるからこそ大きな集団が成り立つのだろうと思います

もし人間に思いやりの気持ちがなければ現代のような大きな集団の社会はできなかったでしょう

部屋による特徴

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いろんな人を見て感じることがあります

ある人は狭い部屋で物に囲まれて落ち着く人もいますしある人はカーテンを開放し明るくスッキリした部屋が落ち着く人もいます

これはその人のルーツにあたる人々がどのような環境で暮らしていたが影響しているのかもしれません

 

狭く暗い場所が落ち着く人はもしかするとジャングルのような自然に暮らしていた祖先の名残かもしれません

ジャングルのように薄暗い場所で家を作り、たくさんの木の実や道具を家にため込んでいた暮らしていた人々の名残なのではないでしょうか

 

一方明るく開放的な部屋を好み物をあまり持たない人は草原のような場所で暮らしていた遊牧民族の祖先の名残かもしれません

遊牧民族は長い間広い草原で暮らしていたので狭い場所はあまり好みません

また定期的に移動をするので物をあまり持ちません

住む場所の特徴

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草原の動物は草原を求めて暮らしますしジャングルの動物はジャングルへ移動するでしょう

山に暮らす動物は山を求めるはずです

人間も動物ですのでそれぞれの人の祖先が暮らしていた場所を求める傾向があるのではないでしょうか

 

海が好きな人はやはり海の近くに暮らしていた祖先の名残が強く反映されているのでしょう

また山が好きな人は同様に山に暮らしていた祖先の名残でしょう

祖先もたくさんいますので複合して海も山も好きな人もいるでしょう

 

綺麗で透明な海を強く求める方もいれば大陸の大河の茶色の川に落ち着きを感じる方もいます

草原のような開放的な場所が好きな方もいれば茂みの多いジャングルのような山が好きな方もいます

 

自分の好きな自然を思い描いてみてください

もしかするとあなたの中にはそのような環境で暮らしていた祖先の血が色濃く流れているのかもしれません

子供の泣き声

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子供の泣き声は非常に大きく感じないでしょうか

実際に室内で泣かれると非常にうるさいので私はよく耳栓をして世話をしていました

 

しかし子供を自然に連れて行くと泣き声がそれほどうるさくありません

むしろそれぐらいの音で泣いてくれないと危険があっても聞こえないでしょう

 

人類は現代のような密閉した空間ではなく広い自然の中で子育てをしていました

子供の泣き声のボリュームはそのような自然の中で家族に意思を伝えるためのボリュームだったのです

どうしても密閉空間で子育てをしなければならない時は無理せず耳栓を使うといいかもしれません

叱られる子供たち

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私は子供を叱ることは多いのですが自然に連れて行くと叱る事がほとんどなくなります

現代の家や街では人間の作ったルールや壊してはいけないものがそこら中にあります

しかし自然に行くと壊してはいけないものはありません

石を投げても周りには誰もいません

 

本来小さい子供は人類の歴史のほとんどを過ごした自然で暮らすように作られています

大人のように理性でコントロールしたり学習したりされていない状態です

小さい子供が現代の都市よりも自然に適しているように作られているのは当たり前な事だろうと思います

 

結局現代の都市は子育てには適していない環境なのでしょう

今後は都市の中にも子供の特性に合わせた環境を作っていく工夫が必要なのではないでしょうか

まとめ

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原始時代の人類を想定しながら様々な人間の特徴を分析してみました

正しいか正しくないかはわかりませんが人間は自然な状態で暮らしていた方が遥かに長いわけですから原始時代の暮らしから人間を分析するという考え方はなかなか有益な事なのではないかと思います

現代社会は人類の歴史の中では非常に特殊な環境です

次々に新しい問題が生まれてきます

しかしながらその問題を読み解く鍵になるのは人類の本質的な特徴を知る事なのではないでしょうか

人間は現代社会ではなく原始時代に合わせて作られています

人間を知るためには原始時代の暮らしに多くのヒントがあるのかもしれません