Elephant Daddy 研究所

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英語話者を増やさない日本

なぜ日本人は英語が喋れない

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香港人は喋れるしフィリピンも英語は上手い

シンガポールやマレーシア、インドネシアはもちろんタイでさえそこそこ英語が通じる

日本周辺で英語が苦手な国を見てみるとロシア、北朝鮮、韓国、台湾、中国である

ロシア、中国、北朝鮮は旧共産圏で欧米と対立していたことを考えると英語教育に力を入れていない国々だろうと思うので納得がいく

しかし日本と韓国、台湾は戦後アメリカが作った国である

なぜこの三カ国が英語が苦手なのだろうか?

戦前の植民地は英語が上手い

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英語話者を増やした国は戦前に植民地になった国が多いように思う

香港、シンガポール、マレーシア、インド、ケニアなど旧英国領は英語が上手い

フィリピンなどの旧米国領も英語が上手い

一方戦後アメリカの傘下に入った国は英語が上手くない

まさに日本、韓国、台湾である

戦前と戦後の統治方法の変化

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私は戦前と戦後で統治方法が大きく変わったように思う

戦前は占領国を植民地という形にして本国の下のポジションに支配国を置いた

しかしこのスタイルでは国民の反感が大きかったり支配に多大な労力が必要である事がわかってきた

 

そこでちょうど第二次大戦の後ぐらいからアメリカは新しい統治方法発明した

それは今日本を統治しているような方法である

アメリカは莫大な戦費を投入し日本を完全に解体した

そしてGHQを設立し数年かけて新しい日本を作った

 

その後私の受けた学校教育は以下の通りである

優しいアメリカが周辺国を侵略しようとした大日本帝国を倒して日本国民に自由と民主主義をもたらし貧富の差のない平等な国を作ってくれたというものである

 

私も日本国民の庶民としてアメリカの新政策の恩恵を受けて豊かに暮らせているので不満はないのだが普通に考えてアメリカが私たちのためだけに莫大な戦費を投入してくれたとは思えない

アメリカにそれ相応の利益があるから莫大な戦費を使ったのだろう

アメリカは莫大な戦費を投入しアメリカの発明した新しい統治方法を実践した

それは「国民は自分の国が完全に独立しているように思わせながらも完全にコントロールしアメリカの利益になるように動かせる国を作ること」である

重要なことは決めれない総理大臣

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私たち日本人は自分たちは国会議員を選び国会議員が国民のためになる総理大臣を選んでいると思っている

しかしいざ総理大臣になってみると思いの外総理大臣は自分に決定権がほとんどないことに気付く

この仕組みこそが総理大臣に公約を破らせしめることに他ならない

総理大臣になる前にはそれぐらいのことができると思って約束をするのだが総理大臣になってみると「あなたが出来ることはどうでもいい内容だけですよ」と言われ結果として約束を破る総理大臣が量産されてしまう

総理大臣はアメリカの言う通りに動かなければならずアメリカの政策の成功も失敗も総理大臣の業績となってしまう

失敗しても国民は総理大臣を非難することはあってもアメリカに矛先が向かうことはないという巧妙な統治方法である

アメリカは日本の重要なポストに対して強力な決定権を持ち責任は総理大臣に取らせるのである

 

どんなに日本政府が強行に反対しようとも最終的には在日米軍によって制圧することができる

また台湾を監視するために沖縄の米軍基地は非常に重要なものになる

いざとなれば核兵器がある

この核兵器の発明と新しいタイプの統治方法は関係があるだろう

核兵器があるからこそ少人数で日本のような大きな国をコントロールできるようになったのである

 

このような統治方法であれば直接本国アメリカの人間がたくさん来日して重要なポストに付く必要はない

そうなれば英語を理解する人間が増える必要はないわけである

戦後は日本を筆頭に独立しているような形の属国がたくさん生まれている

このような第二次大戦後の統治スタイルであれば国民に英語を押し付ける必要はないと言うわけである

属国は英語は義務ではない

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英語が属国の義務ではないとなれば日本国や韓国、台湾は英語話者を増やすべきか増やさないべきか決める自由が与えられる

結局これらの国が決断したのは英語話者は増やさないと言うことであった

 

英語話者を増やせばアメリカ人からのプレッシャーはより増える

しかし言葉が違えば少しはプレッシャーは緩くなるのではないだろうか

言葉が英語だと流暢なアメリカ人から見下されるが言葉が違うことで少し距離を保つ事ができる

また日本でビジネスをするときも日本人の協力者が必須になる

日本の人材が英語が喋れなければ容易に海外の大学は行くことはできず流出を抑える事ができる

世界と繋がりすぎることは繁栄することではなく欧米に富や人材がより流出してしまうという判断をしたのである

英語話者を増やさぬように少しは読めるように

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おそらく日本は今後も英語話者を増やすつもりはないだろう

英会話に抵抗がありつつもインテリ層は論文は何とか読める程度が日本国の設定した国民の英語レベルなのである

英語教育の方法などは香港やインドを参考にすれば簡単に出来るはずなのだが語学というものは国家間の距離感に非常に重要なものであるため今のような教育制度を行なっているわけである

文部科学省は国民が思っているほど馬鹿ではない

アメリカの厳しい指導の中で如何に国家の利益になるような国民を教育していくのかということが学校教育の真の目的なのである